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僕トモ新作、~桜の木の下で~を公開しました。http://sasthewebextra.web.fc2.com/youandi/sakura/no1.htm

描くにあたって考えたことなどを書きます。




中学生のときに、
芸術系の部活に入っていたせいか、
周りの親しい友人ほぼ全員が
創作活動をするという状況でした。

うまいとか、
へたとかはありましたが、
どれも面白く、
負けたくないなと思うものもありました。
売っているプロの作品と比べたら
そりゃ面白くないかもしれないけど、
熱があったし、
知っている人が書いていて、
作品の裏側もわかったり、
展開の相談をされて一緒に考えたりして、
それが実際に作品になってるのを見たりして、
とにかく深く深く味わえたのです。

そんなとき、
「実は自分も書いてみた」
と持ってきた友人がいました。
なかなかの長編小説でした。
しぜんと、仲間内で回し読みを始めたのですが、
これが、端的に言うと、

あんまりおもしろくなかったのでした。

この、「おもしろくなかった」という体験は衝撃でした。

それまで、無意識に、
「友人が書いたものは、面白い」
という思い込みがありました。
裏側も知ってるし、
作者も知ってるし、
熱意も知ってるのです。
でも、面白いとは感じなかった。
作品そのものに面白みを感じなければ、
やっぱり面白くないときは面白くないのです。

そっか、そういうものなんだな、と
若き日の私の思い出深い出来事です。
失礼な思い出話ですが。

ほとんどの「創作する人」は、
これと似たような思い出があるのではないかと思います。
逆に、
「面白くないけど、あなたが作ったのだから読むね」
というようなことを
言われたことがある人もいるのではないかと思います。

そして、やがて、
知ってる人に作品を見せるのに
少し臆病になるかもしれません。

・・・・

書いてて思うんですがこのテーマ
あと50回はネタにできるよね。

・・・・

このテーマは
いろいろな切り口から考えることができて、
今回は、あんなふうに切ってみました。

最近、なんか、
「作品と作者への評価を別にしよう」
という話をよく聞く気がします。
いいことです。

テレビに出て、
批評でお金もらってる人が、
「この作品は美人が書いたから評価する」とか、
「この映画撮ったやつは極右だからダメ」とか
言い出したら、
おいおい、と思います。

でも、

・・・・

とっちらかっててまとめるのが面倒になってきてしまいました。

・・・・

ブログやツイッターも
いやになるときが結構あります。

なんというか、
作品じゃなくて作者そのもののウォッチが
面白い
という面は確かにあって、
そんな感じで、
作品じゃなくて
作者を見に来てる人が
たまにいたりするからです。

なかには堂々と、それを言う人もいますね。
作家フェチとでもいうのか、
作品にはあんま興味ないのに
創作家の人が「好みのタイプ」だから
仲良くしよう~みたいな。
結構そういうのにうんざりしてる人も
多い感じがします。

あんまり極端だと、
「よし、帰れ!」って感じなんですが、
まあ面倒です。

・・・・

トモダチが書いたからといって
甘い点はつけないのですが、
トモダチが書いたからこそ
読む気になって、
読んでみたら面白かった
ってほんとよくあります。

・・・・

佐村河内守氏のゴーストライター騒動なんか、
まさにど真ん中このテーマでしたね。

耳が聞こえない人の作曲というストーリーで
音楽を聴いてるのか、

音楽を聴いてるのか、というようなこと。

音楽を聴いているのなら、
実は作者が違いました
といったところで、
作品への評価も変わらないはずなんですが、
どうだったでしょうか。
いや、だまされたと思って怒ってる人もいるでしょうが。

私はその騒動で新垣隆さんを知り、
その後 彼の軽いファンとなって、
たまに新垣先生のイベントに
行ったりするようになりました。

そもそも新垣さんは、
普通に発表していたのでは作品が売れなくて、
あんなことをしてしまった
という面があると思いますが、
謝罪したところで、
やはり
その騒動から彼の音楽を知った
私のような人間が増えたわけで、
失うものもあったけれど
得るものもあったのでした。
それがいいことかわるいことか、
一生をかけて道を探していかれると思いますが、
「なんとかして売りたい」
「知られたい」
という思いなんかも、
作者と作品を
分かれがたくしているひとつだと思います。

マーケティングみたいな話なのかもしれないです。

・・・・

この海に
作品をボトルに入れて流す。
作者名もわからず、
どこの誰かもわからず。

やがて
どこかの誰かの手元に届き、
それがとても喜ばれ
なんか色んな人に絶賛されたりする。

というようなことが
たま~~~~~にありますが
ほとんどの作品はそうじゃありません。

・・・・

最近、なんか、
「作品と作者への評価を別にしよう」
という話をよく聞く気がします。
いいことです。

しかし、
本当に分離可能なのか、
あるいは
不分離だとしたら
どこまでが分離できるのか

というような思考や模索なくしては
あんま意味がないような気もします。

・・・・

・・・・

今回から、つけペンという、
昔から漫画家さんが
漫画描くときに使ってるあれで描きました。
つけペンと墨汁で描いてます。

私は小学生の頃から長らく使ってましたが、
一回漫画が描けなくなった時期に使わなくなり、
デジタル化したりして、
なんだかんだ
とても久しぶりに使いました。
つけぺんの「線」がすごく好きなので、
自分的にはとてもよかったですが、
なんか
実際漫画になってるの見ると
あんまり違わないかな(笑)

ちがったよ~
よかったよ~

という人がいたら拍手ください。


・・・・

僕トモのセリフは
プロットをまず書いて
漫画に配置してくのですが
こんなふうに
配置の際に
変わっていくことがよくあります。



↑こっちが完成原稿





↑こっちは没




漫画もがんばって描いたので
感想もらえるととってもうれしいです。
ひとことでもいいので、待ってます~

おやすみなさい。

拍手

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