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何も大したことはやっていない僕トモメイキングのお時間です!!





はじめに、
おもむろにメモ帳を開きます。
怜央とヨシトくんにしゃべってもらいます。

描き始める前から「これを言わせよう」とか全然なくて、
その場その場でしゃべってもらいます。

アドリブ芝居です。

タイトルをブランクにしたのは、
書き上げたあと、
主題だなって思ったことをタイトルにしてるからで、
ネタバレっぽいから一応伏せたためです。

ヨシトくんのしゃべりを考えるの楽しいです。
若者言葉大好きなので。

一日もかからないで書けるときもあるし、
何日かかっても納得いかないこともありますが、
すっと描けたやつのほうが大体面白い、そういうものだ。


今回のは、三日くらいかかったやつです。



というわけでプロットという名の
台本ができました。
そう、これは台本です。


会話の流れを重視してるので、
最初から読み直して、
流れが変なところ、説明が足りないところ、
面白くないところをどんどん直します。

直したらまた最初から読み直して、流れをスムーズに。
リンパの流れのように。

だいたい納得いったら、スケッチブックを持ってきます。





メジャーなアレです。サイズはA4です。
もっと大きく描こうかなと思ってB4のも買ったんですが、
家のスキャナーがA4までしか対応してなかったのを思い出しました。


シャーペンとか鉛筆とかで、下書きを描きます。

その前に『僕トモ』には重要なことがあります。

二人の服装を決めます(笑)

これが難航して半日くらいかかることがあります。


怜央の服、最近ZARA系になってきました。ヨシトくんを描くのがむつかしいので、
毎度、
漫画を描き始める前にちょっと練習して、動かせます。

今回は、ヨシトくんの髪をおろすことにしました。伸びてきたし。これで決まりました。二人ならべて描いたときに、
どっちかが髪型変えてたら
どっちかはプレーンな髪型にしたり、

どっちかが黒かったらどっちかは白くしたり、
柄モノがかぶらないようにとかもします。

コーディネーターのお仕事だ!


さてさて
下書きします。





うっかりペン入れしていますが、見なかったことにしてください。

コマ割りカット割り、
下書きを全部 一気にやります。
前後のページのつながりとか、
大ゴマで見せたいところにスムーズにいくようにとか、
いろいろ考えてはいるんだけど、
なんて説明したらいいんだろう。
しなくてもいいんだろうけど。

『僕トモ』は
バトル漫画でも恋愛漫画でもないので、
「これ!!!」っていう見せ場がキホン、
怜央のしゃべりしかないので、
怜央の重要っぽいセリフが
効果的に見せられるようにカット割りを考えています。

あと、
二人がしゃべってるだけなので、
画面が退屈にならないように、
視点を切り替えたり、
効果的な見せ方になるように考えています、が、
フィーリングです。

カメラマンとか、演出家になったつもりで考えています。
キャラの表情を考えてるときは、演技指導してるみたいな気分。



下書きができたので、ペン入れします。




ペン入れはこのゲルインクの黒いボールペン0.5ミリで行っています。


正直、深いこだわりがあったわけではなく、
初めて『僕トモ』を描くとき、そこにあった、というだけでした。

が、これに慣れてしまったので、
今ちがう画材を使うと上手く描けないという罠に……

プラスチック万年筆や
ペン先がやわらかいボールペンなど
「漫画っぽい」画材をいろいろ試したんですけど、
やっぱりこれが一番うまくいきます。

ボールペン、もともと好きです。ペン画好き。

ガチ勢だった頃は、ちゃんとつけペン使ってました。余談。






ペン入れしました。

ペン入れの途中の写メとっとけばよかった……

ペン入れの順番は、
つけペン&墨汁で描いてた頃は
左上から(右手でこすらないように)
ってやってたんだけど、
今は 比較的はやく乾くボールペンなので、
自由に、
ペン入れしたい絵からやります。

手の体力と集中力を考えて、
キメゴマから描くことが多いです。

もっと簡単に言うと、
「イケメンに描きたいコマ」
からペン入れしてます。


どうも調子が悪そうだなっていう日は、
アイドリングのつもりで
デフォルメ絵から入れます。

怜央のほうが描きやすいので、大体怜央からペン入れします。

ペン入れしたあと服の模様描いたり、
背景描いたり、
ちょっと効果線入れたりして、スキャンします。


このあとは、基本的にぜんぶ
Azpainter2
で作業します。
動作が軽快で
好きな線が描けるフリーソフトです。
とても気に入っています。
なくなったらしにます。

たまにGIMPも使います。これもフリーソフトです。


なんだっけええと


スキャンした画像を切り抜いて、
レベル補正でコントラストを調整します。

枠線をひきます。



直線ツールで 線ひっぱっただけです。


画面がぼんやりしてるのが気になったので、
「シャープ」フィルターをかけて
はっきりさせました。






テキスト機能で、
最初に考えた二人のしゃべり、
すなわちネームを配置します。
ちなみにMSゴシックです。

配置していくうえで、
最初に考えたテキストと
かなり変わることが多いです。。。
その場のノリを重視します。
絵と合わせてみるとイマイチだったりするし。
あとのほうがいい言い回しを思いつくので。
冗長なら削りまくります。





ふきだしを描きます。








ふきだしの裏を 白抜きします。
この過程で一生懸命描いた絵が消えることが多々あり、とても悲しい。







基本 しないで済ませたいのがトーン処理です。
トーン貼りたくないんですよ~~
画面がさびしいときにごまかしたり
効果で必要なときにやったりします。
ベタも、このときやります。滅多にない。



というわけで





できました!!

なるべく、ペン入れの段でほぼ完成にしておきたいです。
でも、腱鞘炎になってから、だいぶ PC作業でごまかすようになりました。
手 だいじ。
ごまかしだいじ。




余談ですが、





スケッチブックには
うらおもて
があるのに、
私は見開きで使っちゃってます。
つまり、
裏にも描いちゃってます。

これには色々理由(言い訳)があって、
そもそもスケッチブックに描いてるのは、
バラの紙に描くと保管が大変すぎてシヌし、

2、ページの左右という概念がわたしのなかで大事だから
3、エコだよエコ!

などです。

見開きで大ゴマを使ったのは、
「百の点在」だけですが……

またやれるときやろう。




以上です。
長々とお付合いいただいてありがとうございました。


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